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交通事故被害相談@岐阜

交通事故におけるシートベルト着用率

2012年8月2日に警視庁より「平成24年上半期の交通死亡事故と特徴及び道路交通法違反取締状況について」という統計が公表されました。これによると,交通事故における自動車乗用車中の死者数をシートベルト着用有無別にみると,着用者は50.3%,非着用者は45.4%となっています。前年と比較すると,着用者は増加し,非着用者は減少しています。

また,別の統計では,自動車乗用中のシートベルト(チャイルドシートを含む)着用有無別の致死率を見ると,非着用の致死率は,着用者の0.16%に対して約14倍以上の2.17%となっています。自動車乗車中で車内から車外へ放出された状態になった場合の致死率は,自動車乗車中全体が0.29%であるのに対して113.4倍の32.88%となっています。自動車乗車中の死者のうち,シートベルト非着用者が車外放出されることとなった割合は,着用者の0.5%に対して約31倍の15.5%となっています。

以上のことから,万が一交通事故にあった場合でも,シートベルトの着用の有無によって被害の大きさが変わってくることがわかります。また,被害の大きさだけでなくシートベルト非着用の場合は交通事故における過失割合も変わってきます。

平成20年6月からは,後部座席シートベルトの着用の義務化も施行されています。

交通事故の防止対策も必要ですが,万が一の時のための対策も忘れないようにしましょう。

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